78AM93|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
信号検出理論で偽陽性率を表す式はどれか。 ただし、TP は真陽性、FP は偽陽性、FN は偽陰性、TN は真陰性を示す。

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正解: 2
正答
2.FP/(FP+TN)
問題のポイント
信号検出理論では、病変や異常が「ある・ない」と、判定が「陽性・陰性」の組合せで結果を整理します。
4つの基本分類は次のとおりです。
TP〈true positive〉:真陽性
実際に陽性で、検査でも陽性と判定したものFP〈false positive〉:偽陽性
実際には陰性なのに、検査で陽性と判定したものFN〈false negative〉:偽陰性
実際には陽性なのに、検査で陰性と判定したものTN〈true negative〉:真陰性
実際に陰性で、検査でも陰性と判定したもの
本問では「偽陽性率」を問われています。
偽陽性率とは
偽陽性率は、実際には陰性である集団のうち、誤って陽性と判定された割合です。
つまり、分母は「実際に陰性だったもの」になります。
実際に陰性だったものは、
FP + TN
です。
そのうち、誤って陽性と判定したものが FP です。
したがって、
偽陽性率 = FP /(FP + TN)
となります。
なぜ2が正しいか
選択肢2は、
FP/(FP+TN)
です。
これは、実際には陰性である集団 FP+TN の中で、誤って陽性と判定した FP の割合を表しています。
したがって、偽陽性率の式として正しいです。
他の選択肢との区別
1.FN/(FN+TP)
誤りです。
これは、実際に陽性である集団のうち、陰性と誤判定した割合です。
つまり、偽陰性率に相当します。
2.FP/(FP+TN)
正しいです。
実際に陰性である集団のうち、陽性と誤判定した割合であり、偽陽性率です。
3.TN/(FP+TN)
誤りです。
これは、実際に陰性である集団のうち、正しく陰性と判定した割合です。
特異度に相当します。
4.TP/(FN+TP)
誤りです。
これは、実際に陽性である集団のうち、正しく陽性と判定した割合です。
感度に相当します。
5.TP/(FP+TP)
誤りです。
これは、陽性と判定された集団のうち、実際に陽性だった割合です。
陽性的中率に相当します。
覚えるポイント
信号検出理論では、分母を「実際の状態」で考えるか、「判定結果」で考えるかを整理すると間違えにくいです。
- 感度:TP /(TP + FN)
- 特異度:TN /(TN + FP)
- 偽陽性率:FP /(FP + TN)
- 偽陰性率:FN /(FN + TP)
- 陽性的中率:TP /(TP + FP)
偽陽性率は「本当は陰性なのに陽性と判定した割合」なので、正答は2です。