78AM3第78回 診療放射線技師国家試験 過去問

診療画像検査学診療画像機器眼底写真撮影装置(無散瞳)

無散瞳眼底写真撮影装置で正しいのはどれか。

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正解: 5

正答

5.有孔ミラーは光源から眼底に照射される光と眼底から反射されてくる光を分ける役割を持つ。

問題のポイント

無散瞳眼底写真撮影装置は、散瞳薬を使わずに眼底を撮影する装置です。

散瞳薬を使わないため、観察中に瞳孔が縮まらないように工夫されています。
そのため、位置合わせや観察には主に近赤外光を使い、実際の撮影時にはフラッシュ光を用います。

また、眼底カメラでは、眼底へ向かう照明光と、眼底から戻ってくる撮影光をうまく分ける光学系が重要です。

なぜ5が正しいか

有孔ミラーは、中央に穴のあるミラーです。

眼底写真撮影装置では、

  • 光源から出た照明光を眼底へ導く光路
  • 眼底で反射して戻ってくる光をカメラへ導く光路

を分ける必要があります。

有孔ミラーは、この照明光と反射光の光路を分離する役割を持ちます。
これにより、眼底を照明しながら、眼底から戻った像を撮影系へ導くことができます。

したがって、5が正しいです。

他の選択肢との区別

1.連続撮影ができない。
誤りです。
撮影時のフラッシュにより一時的に縮瞳しやすいため、撮影間隔に制限が出ることはあります。
しかし、装置として連続的に複数枚を撮影できないと断定するのは不適切です。

2.位置合わせ用照明には紫外光を用いる。
誤りです。
無散瞳眼底カメラでは、位置合わせや観察に近赤外光を用います。
紫外光ではありません。近赤外光は可視光より瞳孔反応を起こしにくいため、散瞳薬なしでの観察に適しています。

3.カメラ内部固視灯は焦点調整に使用する。
誤りです。
内部固視灯は、被検者に見てもらうことで視線を誘導し、撮影部位を決めるために使います。
焦点調整そのものに使うものではありません。

4.対物レンズは被検眼角膜に接することが望ましい。
誤りです。
無散瞳眼底写真撮影装置は基本的に非接触で撮影します。
対物レンズを角膜に接触させるものではなく、適切な作動距離を保って撮影します。

5.有孔ミラーは光源から眼底に照射される光と眼底から反射されてくる光を分ける役割を持つ。
正しいです。
照明光路と撮影光路を分離するための重要な部品です。

覚えるポイント

無散瞳眼底写真撮影装置では、

  • 散瞳薬を使わずに眼底を撮影する
  • 位置合わせや観察には近赤外光を用いる
  • 内部固視灯は視線誘導に使う
  • 対物レンズは角膜に接触させない
  • 有孔ミラーは照明光と反射光の光路を分ける

と整理します。

本問では、有孔ミラーの役割を正しく述べている5が正答です。

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