77PM91|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
足部の X 線写真を別に示す。 破線で示すのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
提示された足部 X 線写真では、破線が中足骨基部と足根骨の境界に沿って引かれています。
この部位は、足根骨と中足骨の間の関節である Lisfranc〈リスフラン〉関節です。
解説
Lisfranc〈リスフラン〉関節は、足根中足関節とも呼ばれます。
具体的には、次の骨同士の関節をまとめた領域です。
- 第 1〜3 中足骨基部と楔状骨
- 第 4・5 中足骨基部と立方骨
提示画像の破線は、足趾の関節ではなく、足の中央部で中足骨の根元を横切るように示されています。これは、足根骨列と中足骨列の境界にあたります。
したがって、破線で示すのは Lisfranc〈リスフラン〉関節です。
画像でまず見るポイント
破線が足趾の関節ではなく、中足骨の基部を横切っていることを確認します。
中足骨と足根骨の境界なら Lisfranc〈リスフラン〉関節です。
ひっかけポイント
Chopart〈ショパール〉関節も足部の重要な関節ですが、Lisfranc 関節より近位側にあります。
Chopart 関節は、距舟関節と踵立方関節からなる横足根関節です。
選択肢の確認
1.誤り。
MP 関節は中足趾節関節で、中足骨頭と基節骨の間の関節です。足趾の付け根に位置します。提示画像の破線は、足趾の付け根ではなく中足骨基部を横切っています。
2.誤り。
DIP 関節は遠位趾節間関節で、中節骨と末節骨の間の関節です。足趾の末端側にある関節であり、破線の位置とは大きく異なります。
3.誤り。
PIP 関節は近位趾節間関節で、基節骨と中節骨の間の関節です。足趾の中ほどに位置する関節であり、破線で示された足根中足部ではありません。
4.誤り。
Chopart〈ショパール〉関節は横足根関節で、距舟関節と踵立方関節からなります。Lisfranc 関節より近位側、すなわち足根骨内の境界に位置します。提示画像の破線は中足骨基部と足根骨の間を示しているため不適切です。
5.正しい。
Lisfranc〈リスフラン〉関節は、足根骨と中足骨の間の足根中足関節です。提示画像の破線は中足骨基部に沿って走っており、この関節を示しています。
覚えるポイント
- Lisfranc〈リスフラン〉関節は足根中足関節です。
- Lisfranc 関節は、中足骨基部と足根骨の境界にあります。
- Chopart〈ショパール〉関節は横足根関節です。
- Chopart 関節は、距舟関節と踵立方関節からなります。
- MP、PIP、DIP は足趾の関節であり、足根中足部ではありません。
- 足部 X 線では、破線が「足趾側」なのか「中足骨基部」なのか「足根骨内」なのかをまず確認します。
