77AM100|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射性同位元素等規制法で許可された廃棄業者によって廃棄される放射性汚染物で不燃物に該当するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、放射性汚染物の廃棄分類のうち、不燃物に該当するものを選びます。
正答は 1.注射針 です。
注射針は金属製であり、燃焼処理に適さないため、不燃物として扱います。
解説
放射性同位元素を使用した医療機関や施設では、放射性汚染物を適切に分類して保管・廃棄する必要があります。
放射性汚染物は、材質や処理方法に応じて分類されます。
代表的には、次のような分類があります。
- 可燃物
- 難燃物
- 不燃物
- 非圧縮性不燃物
- 有機液体
- 無機液体
- 動物、その他特殊な廃棄物
この問題では、選択肢の中から不燃物を選びます。
注射針は金属製で、燃やすことができません。
また、鋭利物であるため、安全管理上も他の可燃物やプラスチック類とは区別して扱う必要があります。
したがって、不燃物に該当するものとして注射針を選びます。
ひっかけポイント
医療現場では、ポリバイアルやプラスチックチューブも放射性汚染物として出ることがあります。
しかし、これらは材質がプラスチック系であり、注射針のような金属製不燃物とは区別します。
廃棄物分類の考え方
放射性汚染物の分類では、単に「放射性物質が付着しているか」だけでなく、材質と処理方法を考えます。
- 金属、ガラス、陶磁器などは不燃物として扱う。
- 紙や布などは可燃物として扱う。
- プラスチック類は分類上、可燃物又は難燃物として扱われることがある。
- フィルタ類は材質や用途により別分類として扱われることがある。
選択肢の確認
1.正しい。
注射針は金属製で燃焼処理に適さないため、不燃物に該当します。
また、鋭利物として安全管理にも注意が必要です。
2.誤り。
ポリバイアルはプラスチック製容器です。
注射針のような金属製の不燃物ではありません。
3.誤り。
HEPA フィルタは空気中の微粒子を捕集するフィルタです。
放射性汚染物として廃棄対象となることがありますが、この設問で不燃物として選ぶものではありません。
4.誤り。
チャコールフィルタは活性炭を用いたフィルタで、放射性ヨウ素などの吸着に関係します。
注射針のような不燃物として選ぶものではありません。
5.誤り。
プラスチックチューブはプラスチック製であり、金属製の注射針とは分類が異なります。
不燃物として選ぶものではありません。
覚えるポイント
- 放射性汚染物は、材質と処理方法で分類する。
- 注射針は金属製で不燃物に該当する。
- ポリバイアルやプラスチックチューブはプラスチック系であり、注射針とは分類が異なる。
- HEPA フィルタやチャコールフィルタはフィルタ類として扱いに注意する。
- 放射性廃棄物では、放射能だけでなく、鋭利物・感染性・材質も考える。