76PM100第76回 診療放射線技師国家試験 過去問

放射線安全管理学放射線管理の方法と事故対応線源の管理

非密封放射性同位元素の取扱いで正しいのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・2

正答

1、2

この問題のポイント

この問題では、非密封放射性同位元素を取り扱う際の 汚染防止と被ばく防護が問われています。

「2 つ選べ。」なので、正しい選択肢は 1 と 2です。

非密封放射性同位元素では、外部被ばくだけでなく、皮膚汚染、衣服汚染、内部被ばくを防ぐことが重要です。

解説

非密封放射性同位元素は、液体、気体、粉末などの形で取り扱うことがあります。

密封線源と異なり、こぼれ、飛散、付着、吸入、経口摂取などによる汚染や内部被ばくのリスクがあります。

そのため、作業時には次のような基本的対策を行います。

  • ゴム手袋を着用する
  • 専用の作業衣を着用する
  • 必要に応じて保護眼鏡やマスクを使用する
  • 作業台を養生する
  • 汚染しやすい物品を管理区域外へ持ち出さない
  • 作業後に手指や作業場所の汚染検査を行う

ゴム手袋は、手指の汚染防止に有用です。

専用の作業衣は、衣服や皮膚への放射性物質の付着を防ぐために用います。

一方、個人被ばく線量計は、正しく線量を評価できる位置に装着する必要があります。単純に作業衣の外側に装着すればよいというものではありません。

安全キャビネットやフードを使用する場合、扉や前面開口部を大きく開けすぎると気流が乱れ、封じ込め性能が低下します。できるだけ大きく開けるのは不適切です。

ポリエチレンろ紙を作業台に敷く場合は、吸収面を上にして、ポリエチレン面を下にします。これにより、液体を吸収しつつ、下の作業台へ浸透するのを防げます。

ひっかけポイント
非密封 RI では「こぼれる・付く・吸い込む」を防ぐのが基本です。
手袋と専用作業衣は基本中の基本です。

選択肢の確認

1.正しい。
ゴム手袋を着用することで、手指への放射性物質の付着や皮膚汚染を防ぎます。非密封放射性同位元素の取扱いでは基本的な防護措置です。

2.正しい。
専用の作業衣を着用することで、私服や皮膚への汚染を防ぎ、管理区域外への汚染拡大を防止します。

3.誤り。
個人被ばく線量計は、評価目的に応じた適切な位置に装着します。作業衣の外側に装着すると汚染の可能性もあり、単純に外側に装着するという記述は不適切です。

4.誤り。
安全キャビネットの扉を大きく開けると気流が乱れ、封じ込め性能が低下します。必要最小限の開口で使用することが重要です。

5.誤り。
ポリエチレンろ紙は、吸収面を上にし、ポリエチレン面を下にして敷きます。ポリエチレン面を上にすると液体を吸収しにくく、汚染拡大防止として不適切です。

覚えるポイント

  • 非密封 RI では、外部被ばくだけでなく 汚染防止が重要です。
  • ゴム手袋と専用作業衣は基本的な防護具です。
  • 安全キャビネットは、開口部を大きく開けすぎないようにします。
  • ポリエチレンろ紙は、吸収面を上、ポリエチレン面を下にして使います。
  • 作業後は手指、作業台、使用器具の汚染検査を行います。

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