77AM99|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
国際放射線防護委員会〈ICRP〉2007 年勧告における組織加重係数で大きい順に並んでいるのはどれか。 大きい―小さい
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、ICRP 2007 年勧告における組織加重係数の大小関係が問われています。
選択肢に出ている組織の組織加重係数は、次のように整理できます。
- 乳房:0.12
- 生殖腺:0.08
- 甲状腺:0.04
- 皮膚:0.01
したがって、大きい順に並べると、
乳房 ― 生殖腺 ― 甲状腺 ― 皮膚
となります。
正答は 5 です。
解説
組織加重係数は、実効線量を計算するときに用いられる係数です。
同じ等価線量を受けても、臓器や組織によって確率的影響、特に発がんや遺伝的影響への寄与は異なります。
その違いを反映するために、ICRP は組織ごとに係数を定めています。
実効線量は、各組織の等価線量に組織加重係数を掛けて合計することで求めます。
- 実効線量 = 各組織の等価線量 × 組織加重係数 の総和
ICRP 2007 年勧告では、乳房の組織加重係数が 0.12 と高く設定されています。
生殖腺は 0.08、甲状腺は 0.04、皮膚は 0.01 です。
ひっかけポイント
古い勧告では生殖腺の係数が高く扱われていました。
ICRP 2007 年勧告では、乳房 0.12、生殖腺 0.08 と整理します。
「2007 年勧告」と書かれている点を見落とさないことが重要です。
国家試験ではここを押さえる
ICRP 2007 年勧告で頻出の組織加重係数は、次のように覚えます。
- 乳房:0.12
- 生殖腺:0.08
- 甲状腺:0.04
- 皮膚:0.01
- 骨表面:0.01
- 脳:0.01
- 唾液腺:0.01
この問題では、選択肢内の 4 つだけを大きい順に並べればよいので、乳房、生殖腺、甲状腺、皮膚の順になります。
選択肢の確認
1.誤り。
甲状腺は 0.04 であり、乳房 0.12 や生殖腺 0.08 より小さいです。
甲状腺を最初に置く並びは誤りです。
2.誤り。
生殖腺は 0.08、乳房は 0.12 です。
ICRP 2007 年勧告では、乳房の方が生殖腺より大きいため、この順序は誤りです。
3.誤り。
生殖腺を乳房より大きくしている点が誤りです。
また、皮膚 0.01 は甲状腺 0.04 より小さいため、皮膚を甲状腺より前に置くのも誤りです。
4.誤り。
乳房を最初に置いている点は正しいですが、甲状腺 0.04 を生殖腺 0.08 より前に置いている点が誤りです。
正しくは、乳房、生殖腺、甲状腺、皮膚です。
5.正しい。
乳房 0.12、生殖腺 0.08、甲状腺 0.04、皮膚 0.01 です。
大きい順に並べると、乳房―生殖腺―甲状腺―皮膚となります。
覚えるポイント
- 組織加重係数は、実効線量の計算に使う。
- ICRP 2007 年勧告では、乳房 0.12。
- ICRP 2007 年勧告では、生殖腺 0.08。
- 甲状腺 0.04、皮膚 0.01。
- この問題の大小関係は、乳房 > 生殖腺 > 甲状腺 > 皮膚。