76PM40第76回 診療放射線技師国家試験 過去問

放射線治療技術学臨床放射線治療学疾患分類別の放射線治療

舌癌で正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、舌癌の好発部位、組織型、放射線治療の適応、有害事象が問われています。

舌癌は口腔癌の代表で、組織型は多くが 扁平上皮癌です。

早期舌癌では、症例により 小線源治療が適応になります。

解説

舌癌は、口腔癌の中でも頻度が高い癌です。

好発部位は、舌の中央ではなく 舌縁部、特に舌の側縁です。

組織型はほとんどが 扁平上皮癌であり、腺癌が 80%以上という記述は不適切です。

早期舌癌では、手術のほか、組織内照射などの 小線源治療が選択されることがあります。

小線源治療では、線源を腫瘍の近くまたは内部に配置することで、腫瘍に高線量を集中させ、周囲正常組織の線量を抑えることができます。

一方、外部照射では、照射範囲に唾液腺が含まれると唾液分泌低下が起こり、口腔乾燥などの唾液腺障害が生じる可能性があります。

また、舌癌を「上舌癌、中舌癌、下舌癌」に分類するという記述は一般的ではありません。臨床的には、口腔舌と舌根部、舌縁、舌下面などの位置関係を考えます。

国家試験ではここを押さえる
舌癌は 舌縁部に多い扁平上皮癌です。
早期舌癌では 小線源治療が選択肢になります。

選択肢の確認

1.誤り。
舌癌の好発部位は舌中央ではなく、舌縁部、特に側縁です。

2.誤り。
舌癌の多くは扁平上皮癌です。腺癌が 80%以上であるという記述は不適切です。

3.正しい。
早期舌癌では、腫瘍の大きさや部位などに応じて小線源治療が適応となることがあります。組織内照射により局所へ高線量を集中できます。

4.誤り。
外部照射で唾液腺が照射範囲に含まれると、唾液腺障害や口腔乾燥が生じることがあります。唾液腺障害は生じないという記述は誤りです。

5.誤り。
舌癌を解剖学的位置により上舌癌、中舌癌、下舌癌に分けるという分類は一般的ではありません。舌縁、舌下面、舌根などの部位を考えます。

覚えるポイント

  • 舌癌の好発部位は 舌縁部です。
  • 舌癌の多くは 扁平上皮癌です。
  • 早期舌癌では 小線源治療が適応になることがあります。
  • 外部照射では唾液腺障害や口腔乾燥に注意します。
  • 小線源治療は腫瘍近傍に高線量を集中できる治療法です。

関連問題

76PM3976PM41
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)