76PM30第76回 診療放射線技師国家試験 過去問

核医学診療技術学臨床核医学検査学脳神経

123I-イオフルパンの正常集積部位はどれか。2 つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る

正解: 3・5

正答

3、5

この問題のポイント

この問題では、123I-イオフルパンの正常集積部位が問われています。

「2 つ選べ。」なので、正しい選択肢は 3 と 5です。

123I-イオフルパンは、線条体に存在する **ドパミントランスポータ〈DAT〉**を画像化する放射性医薬品です。

正常集積部位は、線条体を構成する 被殻尾状核です。

解説

123I-イオフルパンは、脳内のドパミントランスポータに結合する放射性医薬品です。

主に、パーキンソン症候群やレビー小体型認知症などで、線条体のドパミン神経終末機能を評価するために用いられます。

線条体は、主に次の構造からなります。

  • 尾状核
  • 被殻

正常では、123I-イオフルパンは左右の線条体に集積し、SPECT 画像ではコンマ状または三日月状の集積として描出されます。

パーキンソン病などでは、特に被殻後部から集積低下がみられやすく、集積の形状が変化します。

淡蒼球は大脳基底核の一部ですが、123I-イオフルパンの主な正常集積部位として選ぶ構造ではありません。

視床や海馬も線条体ではなく、正常集積部位としては不適切です。

ひっかけポイント
大脳基底核の名前が並んでいても、123I-イオフルパンで見るのは ドパミントランスポータが豊富な線条体です。
線条体は 被殻 + 尾状核と覚えます。

選択肢の確認

1.誤り。
海馬は記憶に関係する側頭葉内側の構造です。123I-イオフルパンの正常集積部位として選ぶ構造ではありません。

2.誤り。
視床は間脳の構造で、感覚情報の中継などに関与します。ドパミントランスポータの評価で主な正常集積部位とはなりません。

3.正しい。
被殻は線条体を構成する構造です。123I-イオフルパンはドパミントランスポータに結合し、正常では被殻に集積します。

4.誤り。
淡蒼球は大脳基底核の一部ですが、123I-イオフルパンの正常集積部位としては被殻と尾状核を選びます。

5.正しい。
尾状核は線条体を構成する構造です。123I-イオフルパンの正常集積部位です。

覚えるポイント

  • 123I-イオフルパンは **ドパミントランスポータ〈DAT〉**を画像化します。
  • 正常集積部位は 線条体です。
  • 線条体は 被殻尾状核で構成されます。
  • 正常では左右対称のコンマ状集積を示します。
  • パーキンソン病では、特に被殻後部から集積低下がみられやすいです。

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