76PM29|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
SPECT データ収集のサンプリング角度に関係するのはどれか。2 つ選べ。
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正解: 2・4
正答
2、4
この問題のポイント
この問題では、SPECT 収集における サンプリング角度に関係する因子が問われています。
「2 つ選べ。」なので、正しい選択肢は 2 と 4です。
サンプリング角度は、投影データを何度ごとに収集するかを表します。
角度サンプリングを決めるときは、画像の空間分解能や回転半径に関係するため、ピクセルサイズと 検出器の回転直径が重要です。
解説
SPECT では、検出器を被検体の周囲で回転させ、複数方向から投影データを収集します。
このとき、何度ごとに投影データを収集するかを サンプリング角度といいます。
サンプリング角度が粗すぎると、再構成画像に角度方向のサンプリング不足が生じ、画質劣化やアーチファクトにつながります。
適切な角度サンプリングは、空間分解能と視野内の被写体サイズに関係します。
特に重要なのは次の 2 つです。
ピクセルサイズ
小さいピクセルサイズでは、より細かい空間情報を扱うため、角度方向にも十分なサンプリングが必要になります。検出器の回転直径
回転半径や回転直径が大きくなると、同じ角度でも投影位置のずれが大きくなります。したがって、角度サンプリングの条件に影響します。
一方、投与量は計数統計に関係しますが、サンプリング角度そのものを決める因子ではありません。
エネルギー分解能やシンチレータ材質は、エネルギー選別や検出効率、空間分解能などには関係しますが、角度サンプリングを直接決める因子ではありません。
ひっかけポイント
投与量は画質に関係しますが、主にカウント数やノイズの問題です。
サンプリング角度は、ピクセルサイズと 回転直径のような幾何学的・空間サンプリング条件と結びつけます。
選択肢の確認
1.誤り。
投与量は収集カウントや画像ノイズに影響します。しかし、投影を何度ごとに収集するかというサンプリング角度を決める直接因子ではありません。
2.正しい。
ピクセルサイズは空間サンプリングに関係します。小さいピクセルサイズで細かい情報を扱う場合、角度方向にも適切なサンプリングが必要です。
3.誤り。
エネルギー分解能は散乱線除去やエネルギーウィンドウ設定に関係しますが、サンプリング角度を決める直接因子ではありません。
4.正しい。
検出器の回転直径は、角度変化に伴う投影位置の変化量に関係します。したがって、SPECT データ収集のサンプリング角度に関係します。
5.誤り。
シンチレータの材質は検出効率、発光量、エネルギー分解能などに影響しますが、サンプリング角度を直接決める因子ではありません。
覚えるポイント
- SPECT は多方向投影データから断層像を再構成します。
- サンプリング角度が粗いと再構成アーチファクトが生じやすくなります。
- サンプリング角度は ピクセルサイズに関係します。
- サンプリング角度は 検出器の回転直径に関係します。
- 投与量は主にカウント数やノイズに関係します。