76PM3|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
14C 標識化合物の合成法で正しいのはどれか。2 つ選べ。
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正解: 1・2
正答
1、2
この問題のポイント
この問題では、14C 標識化合物の合成法が問われています。
「2 つ選べ。」なので、正しい選択肢は 1 と 2です。
14C 標識化合物は、主に次の方法で合成されます。
- 生合成法
- 化学合成法
解説
14C は炭素の放射性同位体です。
14C 標識化合物を作るには、化合物中の炭素原子の一部を 14C に置き換える必要があります。
そのため、14C を含む前駆体を用いて目的化合物を作る 化学合成法が用いられます。
また、生物の代謝を利用して 14C を目的化合物に取り込ませる 生合成法も利用されます。
一方、スズ還元法やクロラミン T 法は、主に放射性ヨウ素標識やテクネチウム標識などでみられる方法です。
Wilzbach〈ウィルツバッハ〉法は、主にトリチウム標識化合物の作製で知られる方法です。
ひっかけポイント
14C 標識では、炭素骨格そのものに 14C を組み込む必要があります。
ヨウ素標識やトリチウム標識の方法と混同しないようにします。
選択肢の確認
1.正しい。
生合成法は、生物の代謝を利用して 14C を化合物へ取り込ませる方法です。14C 標識化合物の合成法として用いられます。
2.正しい。
化学合成法は、14C を含む原料や中間体を使って目的化合物を合成する方法です。14C 標識化合物の代表的な合成法です。
3.誤り。
スズ還元法は、主に 99mTc 標識などで還元剤を用いる考え方に関係します。14C 標識化合物の代表的合成法ではありません。
4.誤り。
クロラミン T 法は、主に放射性ヨウ素標識で用いられる酸化的ヨウ素化法です。14C 標識化合物の合成法としては不適切です。
5.誤り。
Wilzbach〈ウィルツバッハ〉法は、主にトリチウム標識化合物の作製法として知られています。14C 標識化合物の代表的合成法ではありません。
覚えるポイント
- 14C は炭素の放射性同位体です。
- 14C 標識化合物では、炭素骨格に 14C を組み込みます。
- 14C 標識化合物の合成法は 生合成法と 化学合成法です。
- クロラミン T 法は放射性ヨウ素標識で重要です。
- Wilzbach 法は主にトリチウム標識で覚えます。