76AM4|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
核医学診療技術学放射性核種の化学的利用化学分析への利用
サイクロトロンによる荷電粒子線を用いる分析法はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
サイクロトロンで加速した荷電粒子線を使う分析法を問う問題です。
キーワードは PIXE 法です。
解説
PIXE 法は、Particle Induced X-ray Emission の略で、日本語では粒子線励起 X 線分析法と呼ばれます。
試料に陽子などの荷電粒子を照射すると、原子の内殻電子がはじき出されます。その空孔を外殻電子が埋めるときに、元素固有の 特性 X 線が放出されます。
この特性 X 線のエネルギーと強度を測定することで、試料中の元素の種類や量を分析できます。
サイクロトロンは陽子や重陽子などの荷電粒子を加速できるため、PIXE 法と結びつきます。
選択肢の確認
1.正しい。
PIXE 法は、サイクロトロンなどで加速した荷電粒子線を試料に照射し、発生する特性 X 線を測定する元素分析法です。
2.誤り。
直接希釈法は、同位体希釈分析などで用いられる考え方です。荷電粒子線を試料に照射する分析法ではありません。
3.誤り。
電気泳動法は、電場中で荷電粒子や分子が移動する速度差を利用して分離する方法です。サイクロトロンによる粒子線照射とは異なります。
4.誤り。
不足当量法は、放射分析や化学分析に関連する定量法の一つです。荷電粒子線を利用する代表的分析法ではありません。
5.誤り。
アクチバブルトレーサ法は、後から放射化できる元素をトレーサとして利用する方法です。サイクロトロン荷電粒子線を直接用いる元素分析法としては PIXE 法が適切です。
覚えるポイント
- PIXE 法は荷電粒子線で特性 X 線を発生させる元素分析法です。
- サイクロトロンは陽子や重陽子などの 荷電粒子を加速します。
- 「荷電粒子線を用いる分析法」なら PIXE 法を最優先で思い出します。