119F12|第119回 医師国家試験 過去問
外科系乳腺外科乳癌・乳房腫瘤
乳癌術後の上肢リンパ浮腫に対する治療で適切なのはどれか。
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正解: d
正解
d 弾性着衣による圧迫
解説
乳癌術後の上肢リンパ浮腫では、リンパ流が障害されて上肢に慢性的な浮腫が生じます。
治療の基本は、圧迫療法を中心とした複合的治療 です。
このうち、国試で最も問われやすい代表的治療が 弾性着衣による圧迫 です。
弾性スリーブや弾性包帯で適切に圧迫することで、リンパ還流を促し、浮腫の悪化を防ぎます。
リンパ浮腫の基本的対応
- 圧迫療法
- 用手的リンパドレナージ
- スキンケア
- 運動療法
この中でも、選択肢として最も直接的に正しいのが圧迫療法です。
各選択肢の検討
a 温熱療法
温熱で血流が増えると浮腫が悪化することがあり、一般的な治療としては適切ではありません。b 装具による固定
リンパ浮腫の治療は固定ではなく、リンパ還流を促すことが中心です。c 促通訓練
促通訓練は神経麻痺などに対する運動機能改善を目的とすることが多く、リンパ浮腫治療の中心ではありません。d 弾性着衣による圧迫
正解です。リンパ浮腫治療の基本です。e 電気療法
一般的な上肢リンパ浮腫の標準治療ではありません。
ひっかけポイント
この問題では、リハビリ関連の用語が並んでいますが、リンパ浮腫に対してまず思い出すべきなのは 圧迫 です。
「動かす」「温める」「固定する」ではなく、リンパ還流を助ける圧迫療法 を選びます。
覚えるポイント
乳癌術後の上肢リンパ浮腫では、弾性着衣による圧迫 が基本です。
圧迫、リンパドレナージ、スキンケア、運動療法をセットで整理しておくと覚えやすくなります。