119E22|第119回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア総合診療医療面接・患者中心
生活習慣の改善を促すために有効なアプローチはどれか。
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正解: a
正解
a 解釈モデルを確認する。
解説
生活習慣の改善を促すには、患者が病気や健康状態をどのように理解し、何を不安に感じ、何を大切にしているかを把握することが重要です。これが解釈モデルの確認です。
患者の解釈モデルを確認すると、次のような利点があります。
- 患者が問題をどう捉えているかが分かる。
- 行動変容の妨げになっている要因を把握できる。
- 患者の価値観に沿った説明や目標設定ができる。
- 納得感が高まり、継続しやすくなる。
生活習慣改善は、単に正しい知識を伝えるだけでは進みません。患者中心の対話に基づいて、本人が実行可能な方法を一緒に考えることが有効です。
各選択肢の整理
a 解釈モデルを確認する。
正しいです。行動変容の土台となる重要なアプローチです。b 行動目標は医師主導で設定する。
誤りです。目標は患者と共有し、患者自身が実行可能と感じられる内容にすることが大切です。c 患者が不安になる情報提供は控える。
誤りです。不安に配慮することは必要ですが、必要な情報まで避けるのは適切ではありません。理解しやすい形で丁寧に説明します。d 専門用語を積極的に用いて説明する。
誤りです。専門用語の多用は理解を妨げ、かえって行動変容を難しくします。e 標準化された指導内容を画一的に行う。
誤りです。生活背景、価値観、準備性は患者ごとに異なるため、個別化が必要です。
国試での判断軸
生活習慣指導の問題では、患者中心、共有意思決定、個別化が基本です。
そのため、医療者主導、画一的、専門用語中心の選択肢は誤りと判断しやすくなります。