119D15|第119回 医師国家試験 過去問
内科系循環器弁膜症・心雑音
僧帽弁閉鎖不全症の原因となるのはどれか。3つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: b・c・d
正解
b 拡張型心筋症
c 急性心筋梗塞
d 感染性心内膜炎
僧帽弁閉鎖不全症の原因
僧帽弁閉鎖不全症、MRは、
- 弁尖そのものの障害
- 腱索や乳頭筋の障害
- 左室拡大に伴う弁輪拡大
などで生じます。
したがって、この設問では b、c、d が正解です。
各選択肢の検討
a 高安動脈炎
主に大動脈やその主要分枝の炎症が問題で、弁膜症としては大動脈弁閉鎖不全との関連が重要です。僧帽弁閉鎖不全の代表的原因ではありません。b 拡張型心筋症
正しい選択肢です。左室拡大に伴って僧帽弁輪が拡大し、機能性僧帽弁閉鎖不全を起こします。c 急性心筋梗塞
正しい選択肢です。乳頭筋機能不全や乳頭筋断裂によって、急性の重症僧帽弁閉鎖不全を来しえます。d 感染性心内膜炎
正しい選択肢です。弁尖破壊、穿孔、腱索障害により閉鎖不全が起こります。e 急性大動脈解離
代表的には大動脈弁閉鎖不全や心タンポナーデが問題になります。僧帽弁閉鎖不全の典型的原因ではありません。
ひっかけポイント
弁膜症の原因問題では、
- 弁そのものが壊れる病気
- 乳頭筋、腱索が障害される病気
- 左室拡大で機能的に逆流する病気
に分けて考えると整理しやすくなります。
この問題では、感染性心内膜炎は弁破壊、急性心筋梗塞は乳頭筋障害、拡張型心筋症は機能性MR、という対応です。
まとめ
僧帽弁閉鎖不全症の原因となるのは、拡張型心筋症、急性心筋梗塞、感染性心内膜炎です。