118E6|第118回 医師国家試験 過去問
社会医学・医療システム公衆衛生疫学・保健統計
最近10年間の我が国の患者調査において65歳以上で患者数(外来)が最も多いのはどれか。
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正解: c
正解
c 高血圧症
考え方
65歳以上の外来患者数として最も多いのは、高血圧症です。
高血圧は高齢になるほど有病率が高く、症状がなくても継続的な通院、内服調整、合併症予防のための管理が必要になるため、外来患者数が非常に多くなります。
なぜ高血圧症が最多になりやすいか
高血圧症は、
- 高齢者で非常に頻度が高い
- 長期にわたり定期受診が必要
- 自覚症状が乏しくても管理が続く
- 脳卒中や心血管疾患の予防のため受療継続が多い
という特徴があります。
このため、糖尿病や脂質異常症、悪性新生物なども多いものの、外来患者数全体では高血圧症が上位になります。
各選択肢の整理
a 糖尿病
高齢者で多い疾患ですが、外来患者数としては高血圧症が上回ります。b 緑内障
高齢者で増える眼疾患ですが、全外来患者数として最も多いわけではありません。c 高血圧症
正解です。患者調査で高齢者の外来患者数として最も多い代表疾患です。d 悪性新生物
重要な疾患ですが、外来患者数全体では高血圧症ほど多くありません。e 脂質異常症
非常にありふれた疾患ですが、高血圧症がより多いと考えます。
国試での判断軸
公衆衛生の問題では、死亡原因として多い疾患と、外来患者数として多い疾患を混同しないことが重要です。
外来患者数で問われたら、まず高血圧症を想起します。