118C24|第118回 医師国家試験 過去問
脳・精神・感覚器・皮膚精神科精神保健福祉・法制度
医療保護入院する患者への説明で適切なのはどれか。
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正解: d
正解
d 「治療に納得いかない場合は精神医療審査会に申し立てができます」
解説
医療保護入院は、精神保健福祉法に基づく入院形態であり、本人の同意が得られない場合でも、一定の要件を満たせば行われる。
そのため、入院中の患者には権利の保障が重要であり、不服がある場合には精神医療審査会への申し立てができる。
適切な説明
- d
正しい。処遇や入院継続に納得できない場合、患者は精神医療審査会に退院請求や処遇改善請求を行うことができる。
各選択肢の検討
a 「弁護士と面会することはできません」
誤り。権利擁護の観点から不適切であり、弁護士との面会を一律に禁止することはできない。b 「入院中に任意入院に切り替えることはありません」
誤り。病状が改善し、本人の同意が得られれば任意入院へ切り替わる可能性がある。c 「入院治療が必要な理由や入院目的について自分で考えましょう」
誤り。入院の必要性や目的については、医療者が患者に対して丁寧に説明するべき内容である。d 「治療に納得いかない場合は精神医療審査会に申し立てができます」
正しい。患者の権利に関する重要な説明である。e 「退院の希望があった場合は72時間以内に退院することができます」
誤り。72時間という説明は医療保護入院には当てはまらない。退院は医師の判断や審査会の手続などによって決まる。
ひっかけポイント
- 精神科入院では、入院形態ごとの制度を混同しやすい。
- この問題では、細かな条文暗記よりも、患者の権利擁護に沿った説明かどうかで判断すると解きやすい。
覚えるポイント
- 医療保護入院でも、患者の権利は保障される。
- 不服があれば、精神医療審査会に申し立てできる。
- 弁護士との面会禁止や、一律の退院制限説明は不適切である。