118C23|第118回 医師国家試験 過去問
内科系呼吸器COPD・喘息・気道疾患
健常者と進行したCOPD患者との肺気量分画を別に示す。 残気量はどれか。

解答・解説を見る
正解: c
正解
c ③
解説
残気量、RVとは、最大限に呼気したあとでも肺内に残る空気量である。
どれだけ努力しても吐き出せない空気であり、肺気量分画では最下層に描かれることが多い。
この問題の見方
- 残気量は、最大呼気位のあとに残る部分に相当する。
- 進行したCOPDでは、気道閉塞とair trappingのために残気量が増加する。
- そのため、COPD患者の図では下部の残気量部分が大きくなる。
各番号の考え方
- ③は、COPD患者側で最下層の残っている空気量を示しており、残気量に一致する。
- したがって、残気量を示すのは③である。
COPDで残気量が増える理由
- 呼気時に気道がつぶれやすくなる。
- 空気が十分に吐き出せず、肺内に残る。
- その結果、残気量増加、さらに機能的残気量増加や総肺気量増加を伴うことがある。
ひっかけポイント
- 肺活量や全肺気量と混同しやすい。
- 残気量は最下層であり、しかもCOPDでは増大することを押さえると判断しやすい。
覚えるポイント
- 残気量=最大呼気後にも残る空気
- COPDでは残気量が増加する
- 図では、下部に描かれる部分をまず確認する。