117E4|第117回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア救急・集中治療災害医療・トリアージ
トリアージタッグ〈識別札〉について誤っているのはどれか。
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正解: c
正解
c 装着はどの部位に付けても構わない。
トリアージタッグの目的
トリアージタッグは、多数傷病者が同時に発生した災害現場などで、重症度の判定、識別、搬送管理 を行うために使われます。
単なるメモではなく、現場から搬送先まで一貫して情報共有するための重要な識別札です。
誤りなのはどこか
装着部位は、見やすく、外れにくく、判別しやすい場所 を選ぶ必要があります。
そのため、
「どの部位に付けても構わない」
という表現は誤りです。
処置の邪魔になる場所や、外れやすい場所、確認しにくい場所は適切ではありません。
各選択肢の整理
a 傷病者識別のために使用する。
正しいです。誰の情報かを明確にする役割があります。b 我が国の規格は統一されている。
正しいです。災害時の共通運用のため、統一様式が用いられます。c 装着はどの部位に付けても構わない。
誤りです。装着場所には配慮が必要です。d 多数の傷病者が同時発生したときに使う。
正しいです。災害医療の基本事項です。e 死亡している場合は黒色タッグを装着する。
正しいです。黒は死亡、または救命不能群を示します。
ひっかけポイント
この問題は、色分けや使用目的を知っているだけでは不十分で、実際の運用 を理解しているかを問っています。
「どこでも付けてよい」という言い方は一見自由度が高く見えますが、災害現場ではむしろ統一的で見やすい運用が大切です。
覚えるポイント
トリアージタッグは
- 識別のために使う
- 多数傷病者発生時に使う
- 黒は死亡群
- 装着部位は適切に選ぶ
この4点を押さえておくと対応しやすくなります。