117D4|第117回 医師国家試験 過去問
内科系腎・泌尿器腎機能・CKD
腎硬化症について正しいのはどれか。
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正解: e
正解
e 新規に透析を導入する原因疾患として患者数が増加傾向である。
解説
腎硬化症は、高血圧などを背景に腎血管が障害され、徐々に腎機能が低下する病態である。
わが国では、新規透析導入の原因疾患として増加傾向にあり、重要な慢性腎不全の原因となっている。
各選択肢の検討
a 初期から尿に赤血球円柱が出現する。
誤り。赤血球円柱は糸球体腎炎を示唆する所見であり、腎硬化症では典型的でない。b しばしばネフローゼ症候群を呈する。
誤り。高度蛋白尿やネフローゼは一般的ではなく、蛋白尿は軽度から中等度のことが多い。c 140/90mmHg以下の降圧は推奨されない。
誤り。むしろ適切な降圧は重要であり、140/90mmHg以下を含めた血圧管理が推奨される。d レニン・アンジオテンシン系抑制薬は禁忌である。
誤り。RA系抑制薬は蛋白尿抑制や腎保護の観点から有用なことが多い。e 新規に透析を導入する原因疾患として患者数が増加傾向である。
正しい。
ひっかけポイント
腎硬化症は「高血圧による慢性の腎障害」であり、
赤血球円柱やネフローゼのような糸球体腎炎らしい所見は前面に出にくい。
覚えるポイント
腎硬化症 = 高血圧性腎障害、透析導入原因として増加で押さえる。