117C64|第117回 医師国家試験 過去問
内科系内分泌・代謝甲状腺疾患
診断に最も有用な検査はどれか。
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正解: d
正解
d 甲状腺超音波検査
解説
前問の病態は亜急性甲状腺炎であり、診断に最も有用なのは甲状腺超音波検査である。
甲状腺超音波が有用な理由
亜急性甲状腺炎では、超音波で
- 低エコー域
- 不均一な内部エコー
- 血流低下
などの炎症性変化を捉えやすい。
さらに、膿瘍形成や結節性病変など、他疾患との鑑別にも役立つ。
各選択肢の検討
a 頸部CT
構造評価はできるが、まず行う検査ではない。b 心エコー検査
動悸の評価としては二次的であり、甲状腺病変の診断には直結しない。c Holter心電図検査
頻脈の評価には使えるが、病態の本体である甲状腺炎の診断には最も有用ではない。d 甲状腺超音波検査
正しい。痛みを伴う甲状腺腫大の診断に最も実用的である。e 甲状腺穿刺細胞診
腫瘍性病変が疑われるときには考えるが、典型的な亜急性甲状腺炎でまず必要とはならない。
ひっかけポイント
動悸が強いと循環器検査に目が向きやすいが、この症例で診断したいのは甲状腺中毒症の原因である。
そのため、まずみるべきは心臓ではなく甲状腺そのものである。
覚えるポイント
痛みのある甲状腺腫大では、甲状腺超音波検査が最も基本で有用である。