116F38第116回 医師国家試験 過去問

総合診療・救急・ケア救急・集中治療外傷初期診療

25歳の男性。耳介からの出血が止まらないため救急車で搬送された。喧嘩の際に避けた刃物が右耳をかすめて出血し、圧迫しても止血しないという。創部の写真を別に示す。 創の縫合前に用いることができる消毒薬はどれか。

116F38の問題画像
解答・解説を見る

正解: c

正解

c 塩化ベンザルコニウム

解説

外傷創の処置では、まず十分な洗浄が基本です。そのうえで設問の選択肢の中で、創の縫合前に使用できる消毒薬は 塩化ベンザルコニウム です。

なぜ c が正しいか

塩化ベンザルコニウムは比較的刺激が少なく、創部や創周囲の消毒に用いられることがあります。ほかの選択肢は組織障害が強く、開放創には不適です。

他の選択肢が誤りな理由

  • a 過酢酸
    高水準消毒に用いられ、創面には使いません。
  • b エタノール
    組織刺激が強く、創面に直接使用すると組織障害を来します。
  • c 塩化ベンザルコニウム
    この中では創部に使用可能な選択肢です。
  • d グルタールアルデヒド
    器具消毒に用いる薬剤であり、生体組織には使いません。
  • e 次亜塩素酸ナトリウム
    強い刺激性があり、創面には不適です。

国試での判断軸

  • 創面 には組織障害の少ないものを選ぶ
  • エタノール、グルタールアルデヒド、次亜塩素酸ナトリウム は生体組織への使用に不向きです

関連問題

116F37116F39
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)