116F25|第116回 医師国家試験 過去問
内科系腎・泌尿器糸球体疾患・ネフローゼ
正常糸球体で最も濾過されにくいのはどれか。
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正解: a
正解
- a IgG
解説
正常糸球体での濾過のしやすさは、主に分子の大きさと電荷で決まります。
大きくて、しかも陰性電荷をもつ物質ほど濾過されにくくなります。
IgG は分子量が大きく、正常糸球体では最も通りにくいため、正解は a です。
濾過の考え方
糸球体基底膜は陰性に帯電しており、同じ陰性荷電の大きな分子は通りにくくなります。
IgG はこの条件に当てはまり、正常ではほとんど濾過されません。
各選択肢の検討
a IgG
正しい選択肢です。高分子かつ陰性荷電であり、最も濾過されにくいです。b イヌリン
自由に濾過され、再吸収も分泌もされません。そのため糸球体濾過量の指標になります。c グルコース
小分子なので糸球体で自由に濾過されます。尿中に出ないのは、通常ほぼ完全に再吸収されるためです。d ナトリウム
小さなイオンであり、自由に濾過されます。e クレアチニン
小分子で濾過されます。さらに少量は尿細管分泌も受けます。
国試での判断軸
この問題は、尿中に出るかどうかではなく、糸球体で濾過されるかどうかを問っています。
- グルコース
→ 濾過はされるが、再吸収される - イヌリン
→ 濾過のみ - IgG
→ そもそも濾過されにくい
覚えるポイント
- 高分子、陰性荷電ほど濾過されにくい
- IgGは正常糸球体で最も通りにくい
- イヌリンは自由に濾過される代表