116F18|第116回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア老年医学フレイル・栄養・嚥下
嚥下機能が低下している高齢者の誤嚥を予防するために有用な食事の形態はどれか。
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正解: a
正解
- a 凝集性(食塊のまとまり)が高い
解説
嚥下機能が低下した高齢者では、食塊が口腔内や咽頭でばらけにくく、まとまりやすいことが重要です。
そのため、誤嚥予防に有用なのは、凝集性が高い食形態です。
嚥下調整食では、一般に次のような性質が望まれます。
- まとまりがよい
- なめらかで均一
- べたつきにくい
- 硬すぎない
各選択肢の検討
a 凝集性(食塊のまとまり)が高い
正しいです。ばらけにくく、咽頭へ送り込みやすいため、誤嚥予防に役立ちます。b 均質性(なめらかさ)が低い
誤りです。食感が不均一だと、口腔内で扱いにくく、誤嚥の危険が高まります。c 付着性が高い
誤りです。咽頭や口腔内に張り付きやすく、残留して誤嚥の原因になりえます。d 硬度が高い
誤りです。硬い食品は咀嚼や送り込みが難しく、嚥下機能低下患者には不向きです。e 温度が高い
誤りです。温度そのものは嚥下の補助因子にはなりえますが、「高い」こと自体が誤嚥予防に有用な食事形態とは言えません。
国試での判断軸
嚥下調整食では、まとまりやすく、なめらかで、べたつかず、やわらかいことが基本です。
逆に、ぱさぱさ、ぼろぼろ、べたべた、硬い食品は避けます。
覚えるポイント
- 誤嚥予防に有用なのは高い凝集性
- 高い付着性は不利
- 硬すぎる食物は不利
- 不均一な食感も不利