116E13第116回 医師国家試験 過去問

内科系腎・泌尿器糸球体疾患・ネフローゼ

腎盂腎炎の診断に最も有用なのはどれか。

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正解: e

正解

e 肋骨脊柱角の叩打痛

解説

腎盂腎炎では、腎周囲の炎症を反映して肋骨脊柱角の叩打痛が重要な身体所見です。
英語では CVA tenderness と呼ばれ、尿路感染症が上部尿路へ及んでいることを示唆します。

各選択肢の検討

  • a Grey-Turner徴候
    誤りです。側腹部の皮下出血斑で、後腹膜出血や重症急性膵炎などでみられます。

  • b Rovsing徴候
    誤りです。左下腹部圧迫で右下腹部痛が誘発される所見で、虫垂炎を示唆します。

  • c Rosenstein徴候
    誤りです。虫垂炎の診察で用いられる所見です。

  • d 反跳痛
    誤りです。腹膜刺激徴候であり、腎盂腎炎に特異的な所見ではありません。

  • e 肋骨脊柱角の叩打痛
    正しいです。腎盂腎炎の診断で最も有用な身体所見です。

覚えるポイント

腎盂腎炎 = CVA tenderness をまず連想します。
一方、Rovsing徴候やRosenstein徴候は虫垂炎の所見です。

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