116D14第116回 医師国家試験 過去問

内科系循環器肺循環・血栓塞栓

肺高血圧患者にみられるのはどれか。3つ選べ。

3つ選択
解答・解説を見る

正解: b・c・d

正解

b 足のむくみ
c 頸静脈怒張
d 労作時息切れ

解説

肺高血圧では、肺動脈圧上昇により右心系への負荷が増えます。
そのため、初期には労作時息切れ、進行すると右心不全徴候が出てきます。

代表的な症状と所見

  • 労作時息切れ
  • 下腿浮腫
  • 頸静脈怒張
  • 肝腫大
  • 失神
  • 胸部不快感

各選択肢の検討

  • a 奇脈
    誤りです。奇脈は心タンポナーデや重症喘息などで典型的にみられる所見です。

  • b 足のむくみ
    正しいです。右心不全により静脈圧が上がると、下腿浮腫が出やすくなります。

  • c 頸静脈怒張
    正しいです。右心系うっ血を示す代表的所見です。

  • d 労作時息切れ
    正しいです。肺高血圧の早期からみられやすい重要症状です。

  • e II音の肺動脈成分(P2)の減弱
    誤りです。肺高血圧ではむしろP2は亢進しやすくなります。

ひっかけポイント

  • 肺高血圧では、P2は弱くなるのではなく強くなる点が頻出です。
  • 症状は肺の病気のように見えても、進行すると右心不全の所見が前面に出てきます。

覚えるポイント

  • 肺高血圧 → 労作時息切れ
  • 進行すると右心不全 → 浮腫、頸静脈怒張
  • P2は亢進

関連問題

116D13116D15
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)