116A10|第116回 医師国家試験 過去問
内科系膠原病・リウマチ強皮症・Sjögren・IgG4関連
全身性強皮症による続発性Raynaud現象の特徴はどれか。
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正解: d
正解
d 手指腫脹を伴う。
解説
全身性強皮症に伴う Raynaud 現象は、一次性 Raynaud 現象ではなく続発性 Raynaud 現象です。
続発性では、単なる寒冷刺激による色調変化だけでなく、基礎疾患を示す所見を伴うことが重要です。
なぜ手指腫脹が特徴なのか
全身性強皮症では、初期から
- 手指腫脹
- 皮膚硬化
- 指尖潰瘍
- 爪郭毛細血管異常
などを伴うことがあります。
したがって、手指腫脹は続発性を示唆する重要な所見です。
各選択肢の整理
- a 片側性である。
誤りです。片側性なら局所の血管閉塞性病変などを考えます。 - b 家族歴がある。
誤りです。家族歴は一次性 Raynaud 現象でみられやすい特徴です。 - c 若年発症が多い。
誤りです。若年女性に多いのは一次性 Raynaud 現象です。 - d 手指腫脹を伴う。
正しいです。全身性強皮症を示唆する所見です。 - e 血圧の左右差を伴う。
誤りです。これは大血管病変を考える所見です。
ひっかけポイント
Raynaud 現象は、一次性か続発性かの区別が重要です。
一次性は器質的異常がなく、続発性は膠原病の身体所見があると考えると整理しやすくなります。
覚えるポイント
一次性 Raynaud 現象
- 若年
- 家族歴
- 対称性
- 基礎疾患なし
続発性 Raynaud 現象
- 膠原病所見あり
- 手指腫脹
- 皮膚硬化
- 指尖潰瘍
この問題では、全身性強皮症らしい所見を選ぶのがポイントです。