115F23|第115回 医師国家試験 過去問
内科系アレルギー・免疫アナフィラキシー・食物アレルギー
即時型食物アレルギーの検査として誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: a
正解
a パッチテスト
解説
即時型食物アレルギーは、主にIgEが関与するI型アレルギーです。したがって、診断ではIgE依存性反応を評価する検査が中心になります。
この観点から誤っているのはパッチテストです。
なぜパッチテストが誤りか
パッチテストは、主に遅延型アレルギーの評価に用います。代表例は接触皮膚炎などで、即時型食物アレルギーの標準的検査ではありません。
各選択肢の整理
a パッチテスト
誤りです。遅延型反応を見る検査であり、即時型食物アレルギーの評価には適しません。b プリックテスト
正しいです。皮膚での即時型反応をみる代表的検査です。c 食物経口負荷試験
正しいです。原因食物を実際に摂取して症状を確認する検査で、診断の確定に重要です。ただし、アナフィラキシーの危険があるため慎重に行います。d ヒスタミン遊離試験
正しいです。アレルゲン刺激で肥満細胞や好塩基球関連の反応をみる検査として用いられます。e 抗原特異的IgE検査
正しいです。原因食物に対する特異的IgE抗体を調べます。
この問題の判断軸
- 即時型なら、IgEや即時反応をみる検査
- 遅延型なら、パッチテストのような検査
この区別ができれば解けます。
覚えるポイント
食物アレルギーの即時型では、プリックテスト、特異的IgE、経口負荷試験が基本です。
パッチテストは遅延型反応の検査として整理します。