115D15|第115回 医師国家試験 過去問
脳・精神・感覚器・皮膚精神科不安症・強迫症・ストレス関連
全生活史健忘患者が保持している記憶はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: d・e
正解
d 切符の買い方
e 日本で一番高い山の名前
解説
全生活史健忘では、本人に関する 自伝的記憶 が広く失われる。
一方で、一般常識としての 意味記憶 や、体で覚えた 手続き記憶 は保たれることが多い。
このため、切符の買い方のような「やり方」は残りやすく、日本で一番高い山が富士山であることのような一般知識も保持される。
記憶の種類の整理
自伝的記憶
自分の名前、年齢、過去の体験など、本人の人生に結びついた記憶。意味記憶
一般常識や語彙、知識。手続き記憶
習慣化された技能や動作のやり方。
各選択肢の検討
a 自分の名前
誤り。本人固有の情報であり、自伝的記憶 に属する。b 自分の年齢
誤り。これも本人に関する情報であり、自伝的記憶に含まれる。c 家族との旅行
誤り。具体的体験の記憶であり、典型的な エピソード記憶 である。d 切符の買い方
正しい。繰り返し身につけた 手続き記憶 にあたる。e 日本で一番高い山の名前
正しい。一般知識としての 意味記憶 である。
覚えるポイント
- 失われやすいのは 自分の人生の記憶。
- 保たれやすいのは 一般知識 と 技能のやり方。
- 国試では、意味記憶と手続き記憶は保たれる という整理が重要である。