115C74|第115回 医師国家試験 過去問
内科系循環器虚血性心疾患・ACS
冠動脈造影像後,血圧が低下したため,補助循環装置を挿入した。 冠血行再建術が施行された後,ICUに入室した。血行動態は安定し補助循環装置も抜去された。 この患者への心臓リハビリテーションの説明で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: d
正解
d 「心臓リハビリは退院の時点で終了となります」
解説
誤っているのは d です。
心臓リハビリテーションは、入院中だけで終わるものではなく、退院後も継続する長期的な二次予防プログラムです。
心臓リハビリの流れ
入院中
- 早期離床
- 監視下での運動
- 病状に応じた負荷調整
退院後
- 外来心臓リハビリ
- 在宅での運動継続
- 食事、禁煙、服薬、再発予防の指導
つまり、退院は終了ではなく次の段階への移行です。
各選択肢の検討
a 「最初は監視下で行います」
正しいです。
急性期や術後早期は、心電図や血圧などをみながら安全に進めます。
b 「心拍数を見ながら進めていきます」
正しいです。
運動強度調整の基本です。
c 「息切れや胸痛があれば無理に進めません」
正しいです。
症状出現時は中止や再評価が必要です。
d 「心臓リハビリは退院の時点で終了となります」
誤りです。
退院後も継続することが重要です。
e 「ご家族と一緒に食事やお薬についても勉強しましょう」
正しいです。
家族を含めた教育は再発予防に有用です。
ひっかけポイント
心臓リハビリを、単なる入院中の歩行訓練と思わないことが大切です。
国試では、運動療法に加えて教育、生活指導、再発予防まで含む包括的プログラムとして理解しているかが問われます。
まとめ
心臓リハビリは退院後も続くため、誤っているのは d です。