115C71|第115回 医師国家試験 過去問
内科系腎・泌尿器腎機能・CKD
冠動脈造影検査前に行うべき対応はどれか。
解答・解説を見る
正解: c
正解
c 生理食塩液点滴静注
解説
造影剤腎症予防でまず行うべき基本は、等張液による十分な補液です。
したがって、冠動脈造影前に行う対応として最も適切なのは 生理食塩液点滴静注 です。
なぜ補液が重要か
補液によって
- 腎血流を保つ
- 造影剤の尿細管内濃度を下げる
- 造影剤の排泄を促す
ことができ、造影剤腎症リスク低減につながります。
一般に、検査前後に生理食塩液を持続静注するのが標準的対応です。
各選択肢の検討
a 血液透析
予防目的に routine で行うものではありません。
造影後に透析をしても、造影剤腎症予防効果は明確ではありません。
b スタチン内服
補助的有用性が議論されることはありますが、まず行うべき基本対応ではありません。
c 生理食塩液点滴静注
正しいです。
造影剤腎症予防の第一選択です。
d ドーパミン点滴静注
腎保護目的の低用量ドーパミンは推奨されません。
e ヒト心房利尿ペプチド〈hANP〉点滴静注
予防目的の標準治療ではありません。
ひっかけポイント
この問題では、スタチンや各種腎保護薬に目が行きやすいですが、国試では
造影剤腎症予防の基本は補液
と押さえておくのが大切です。
まとめ
冠動脈造影前にまず行うべき対応は、生理食塩液による点滴静注です。