115C61|第115回 医師国家試験 過去問
内科系感染症検査・抗微生物薬
意識障害の原因として最も疑うべきものはどれか。
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正解: b
正解
b カテーテル関連血流感染症
解説
この症例では、急性の発熱、意識障害、低血圧、頻呼吸、白血球増多、CRP高値 を認めており、まず 敗血症 を考えます。
その感染源として最も疑うべきなのが、中心静脈カテーテル です。
そう考える根拠
- 右内頸静脈に中心静脈カテーテルを留置して7日目
- 中心静脈栄養を継続中
- 突然の発熱とショック所見
- 他に明らかな感染巣が見つからない
カテーテル関連血流感染症では、刺入部に発赤や排膿がなくても起こりうる 点が重要です。
各選択肢の検討
a Clostridioides difficile腸炎
誤りです。
下痢や腹部症状の記載がなく、腹部所見も乏しいため考えにくいです。
b カテーテル関連血流感染症
正しいです。
現時点で最も自然な感染源です。
c 化膿性脊椎炎
誤りです。
背部痛、椎体の圧痛、叩打痛がなく、優先度は低いです。
d 急性腎盂腎炎
誤りです。
尿沈渣で白血球を認めず、CVA叩打痛もありません。
e 誤嚥性肺炎
誤りです。
呼吸音に異常がなく、胸部感染を示す所見に乏しいです。
ひっかけポイント
この問題では、刺入部に異常がないことに引っ張られないことが大切です。
カテーテル関連血流感染症は、見た目がきれいでも起こる ため、留置中の中心静脈カテーテル自体が大きな手がかりになります。
まとめ
術後で中心静脈カテーテル留置中の患者が、急な発熱とショック、意識障害 を来した場合、最も疑うべきなのは カテーテル関連血流感染症 です。