115B46第115回 医師国家試験 過去問

総合診療・救急・ケア救急・集中治療気道・呼吸管理

気道熱傷と診断し、気管挿管を行った。 換気を行った際、気管内に正しく挿管が行われていないと判断されるものはどれか。

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正解: c

正解

c 心窩部で送気音が聴取される。

解説

気管挿管後は、本当に気管内へ入っているかをすぐに確認する必要があります。

このとき、心窩部で送気音が聴こえるなら、空気が胃へ入っていることを示し、食道挿管を強く疑います。
したがって、正しく気管内挿管されていないと判断する所見は c です。

気管内に正しく入っていることを示す所見

正しい気管挿管を支持する所見には、次のようなものがあります。

  • 呼気に CO2 が検出される
  • 胸郭の動きが左右対称
  • 両肺野で呼吸音が聴取される
  • チューブ内壁が呼気で曇る

特に 呼気 CO2 の確認 は重要です。

各選択肢の検討

  • a 呼気にCO2が検出される。
    正しい気管挿管を支持する所見です。

  • b 胸郭の動きが左右対称である。
    正しい位置を示唆します。

  • c 心窩部で送気音が聴取される。
    誤挿管を疑う所見です。これが正解です。

  • d 両側肺野で同等の呼吸音が聴取される。
    正しい気管挿管を支持します。

  • e 気管チューブ内壁に呼気時の曇りがみられる。
    補助所見として正しい方向です。

ひっかけポイント

「音が聴こえる」というだけで安心しないことが大切です。
どこで音が聴こえるかが重要で、心窩部ならむしろ危険サインです。

まとめ

換気時に心窩部で送気音が聴こえるなら、食道挿管を疑います。
正解は c です。

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