34PM118第34回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷膝・大腿スポーツ障害

16歳の男子。6歳からサッカーをしている。1か月前から右膝外側の疼痛を自覚するようになった。しばらく様子をみていたが、症状が継続するため来所した。膝関節の腫れはみられない。考えられないのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、サッカー選手の膝外側痛から鑑別疾患を考えます。

「考えられないのはどれか」なので、膝外側痛の原因として最も合いにくいものを選びます。

解説

この症例では、右膝外側の疼痛が1か月続いており、腫れはみられません。スポーツによる慢性膝外側痛では、ランナー膝、円板状半月、滑膜ヒダ障害などを鑑別します。

鵞足炎は、脛骨近位内側、つまり膝の内側やや下方に痛みが出る障害です。鵞足は縫工筋、薄筋、半腱様筋の停止部であり、膝外側痛を説明する疾患としては合いません。

鑑別のポイント
膝外側痛では腸脛靱帯炎、外側半月板障害、円板状半月などを考えます。膝内側やや下方の痛みなら鵞足炎を考えます。

選択肢の確認

1.鵞足炎
正答。考えられません。
鵞足炎は膝内側やや下方、脛骨近位内側に疼痛が出ます。この症例は膝外側痛であり、鵞足炎は考えにくいです。

2.ランナー膝
考えられます。
ランナー膝は腸脛靱帯炎として膝外側痛を起こします。サッカーのように走行や方向転換を繰り返す競技でも鑑別に入ります。

3.円板状半月
考えられます。
円板状半月は外側半月板に多く、膝外側痛、引っかかり感、クリックなどを起こすことがあります。若年者の膝外側痛で鑑別します。

4.滑膜ヒダ障害
考えられます。
滑膜ヒダ障害は膝周囲痛や引っかかり感を起こすことがあります。典型部位には注意が必要ですが、慢性膝痛の鑑別として考えます。

覚えるポイント

  • 鵞足炎は膝内側やや下方の痛み
  • 膝外側痛ではランナー膝、円板状半月、外側半月板障害を考える。
  • スポーツ選手の慢性膝痛では、疼痛部位で鑑別を進める。
  • 膝の腫脹がない場合でも、症状が続けば医科での評価が必要。

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