34AM18|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学脱臼・小児肘肩関節烏口下脱臼
肩関節烏口下脱臼に対するスティムソン法で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、肩関節烏口下脱臼に対するスティムソン法の基本を理解しているかが問われています。
スティムソン法は、腹臥位で患肢を垂らし、重錘による持続牽引を利用して整復を促す方法です。
重錘の目安として、約10kgを押さえます。
解説
肩関節烏口下脱臼は、肩関節前方脱臼の代表的な型です。
整復法には、ヒポクラテス法、コッヘル法、スティムソン法などがあります。
スティムソン法では、患者を腹臥位にして患側上肢をベッド端から垂らし、重錘を用いて持続的に牽引します。
筋の緊張が緩むことで、無理な力を加えずに整復されることを期待します。
整復で見るポイント
肩関節脱臼では、整復前後に腋窩神経、末梢循環、疼痛、可動域を確認します。強引な整復操作は神経・血管損傷につながるため注意が必要です。
選択肢の確認
1.約30分間重錘牽引する。
誤り。
スティムソン法は持続牽引を利用しますが、この設問では牽引時間として約30分間を正答とはしません。国試では、重錘の重さを問う形で整理します。
2.重錘の重さは約10kgとする。
正しい。
肩関節烏口下脱臼に対するスティムソン法では、重錘の重さは約10kgを目安にします。持続牽引により筋緊張を緩め、整復を促します。
3.重錘牽引中に肩関節を軽度内・外転させる。
誤り。
スティムソン法の基本は、患肢を下垂させて重錘による持続牽引を行うことです。重錘牽引中に肩関節を軽度内・外転させることを主操作として覚えるものではありません。
4.重錘を落とさないようにしっかり把持させる。
誤り。
患者に重錘をしっかり把持させると、筋緊張が高まり、持続牽引の目的に反します。リラックスして患肢を下垂させることが重要です。
覚えるポイント
- スティムソン法は、腹臥位で患肢を下垂させる整復法です。
- 重錘による持続牽引を利用します。
- 重錘は約10kgを目安にします。
- 肩関節脱臼では、整復前後に腋窩神経と末梢循環を確認します。