33PM45|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
70歳の男性。30分前から続く激しい胸の痛みと冷や汗を訴えている。2週前から歩くときに胸の痛みを感じたが、休むと治るので放置していた。高血圧症、糖尿病、脂質異常症にて近医に通院中である。喫煙歴がある。皮膚に異常はない。疑われるのはどれか。
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正解: 2
正答
2.心筋梗塞
この問題のポイント
高齢男性で、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙歴があり、30分以上続く激しい胸痛と冷汗を訴えています。
これは急性心筋梗塞を強く疑う状況です。
解説
心筋梗塞は、冠動脈が閉塞し、心筋が虚血・壊死に陥る疾患です。
典型的には、胸部圧迫感や激しい胸痛が持続し、冷汗、悪心、呼吸困難、不安感などを伴います。
狭心症では、労作時に胸痛が出現し、安静で軽快することが多いです。
この症例では、2週間前から歩行時に胸痛があり、休むと治るという労作性狭心症を思わせる症状がありました。
その後、30分前から持続する激しい胸痛と冷汗が出現しているため、狭心症から心筋梗塞へ進展した可能性が高いです。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙は冠動脈疾患の危険因子です。
皮膚に異常がないことから、帯状疱疹による胸痛は考えにくくなります。
胆嚢炎では右上腹部痛、発熱、悪心などが中心です。
尿路結石では側腹部から鼠径部への疝痛や血尿が典型です。
したがって、疑われるのは心筋梗塞です。
選択肢の確認
1.胆嚢炎
誤り。
胆嚢炎では右上腹部痛、発熱、悪心などが中心です。持続する激しい胸痛と冷汗の説明としては心筋梗塞が優先されます。
2.心筋梗塞
正しい。
持続する激しい胸痛、冷汗、冠危険因子がそろっており、急性心筋梗塞を強く疑います。
3.帯状疱疹
誤り。
帯状疱疹では神経痛様疼痛と皮疹がみられます。この症例では皮膚異常がないため考えにくいです。
4.尿路結石
誤り。
尿路結石では側腹部痛や血尿が典型です。胸痛と冷汗の説明としては不適切です。
覚えるポイント
- 心筋梗塞では30分以上続く強い胸痛が重要。
- 冷汗、悪心、呼吸困難を伴うことがある。
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙は冠危険因子。
- 労作で胸痛、安静で軽快する症状は狭心症を疑う。
- 狭心症症状の後に持続胸痛が出たら心筋梗塞を考える。