32PM62|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学循環器・呼吸器高血圧・虚血性心疾患・血管疾患
深部静脈血栓症で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
深部静脈血栓症は、下肢などの深部静脈に血栓ができる疾患です。
原因として、手術後、長期臥床、下肢外傷、悪性腫瘍、脱水などが重要です。
解説
深部静脈血栓症は、血流停滞、血管内皮障害、血液凝固能亢進が関係して起こります。これらはVirchowの三徴として整理されます。
下肢手術後は、手術侵襲、安静、血流停滞などにより深部静脈血栓症のリスクが高くなります。
深部静脈血栓症では、下肢の腫脹、疼痛、熱感、発赤などがみられることがあります。血栓が肺動脈に飛ぶと肺血栓塞栓症を起こし、突然の胸痛や呼吸困難、低酸素をきたします。
硬化療法は主に下肢静脈瘤などで用いられる治療です。深部静脈血栓症の基本治療としては、抗凝固療法や圧迫療法などを考えます。
臨床での注意点
下肢術後や長期臥床後に下肢腫脹や疼痛がある場合は、深部静脈血栓症を疑います。突然の呼吸困難が出たら肺血栓塞栓症に注意します。
選択肢の確認
1.静脈瘤が続発する。
誤り。
下肢静脈瘤は表在静脈の弁不全などで起こります。深部静脈血栓症の典型的な続発症としては、血栓後症候群や肺血栓塞栓症を考えます。
2.症状に感覚過敏がある。
誤り。
深部静脈血栓症では、下肢の腫脹、疼痛、圧痛、熱感などが重要です。感覚過敏は代表症状としては不適切です。
3.治療に硬化療法がある。
誤り。
硬化療法は主に下肢静脈瘤の治療で用いられます。深部静脈血栓症では抗凝固療法などが基本になります。
4.下肢手術が原因となる。
正しい。
下肢手術は、深部静脈血栓症の重要な危険因子です。術後の安静や血流停滞により血栓が形成されやすくなります。
覚えるポイント
- 深部静脈血栓症は深部静脈に血栓ができる疾患。
- 危険因子は手術後、長期臥床、下肢外傷、脱水、悪性腫瘍。
- 合併症として肺血栓塞栓症に注意する。
- 治療では抗凝固療法や圧迫療法を考える。