33PM14|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学神経・画像・意識障害脳画像・脳卒中
CTではやや低吸収域、MRI拡散強調画像では鮮明な高信号域として描出される脳病巣はどれか。
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正解: 3
正答
3.新しい脳梗塞
この問題のポイント
急性期の脳梗塞では、CTで明瞭な変化が出にくいことがありますが、時間が経つと低吸収域として描出されます。
一方、MRIの拡散強調画像〈DWI〉では、急性期脳梗塞が鮮明な高信号域として描出されやすいです。
したがって、CTでやや低吸収域、MRI拡散強調画像で鮮明な高信号域となる病巣は新しい脳梗塞です。
解説
脳梗塞では、脳血管が閉塞し、その支配領域の脳組織が虚血に陥ります。
急性期には細胞性浮腫が生じ、水分子の拡散が制限されます。
この拡散制限を鋭敏に捉えるのがMRI拡散強調画像です。
そのため、新しい脳梗塞ではDWIで高信号を示します。
CTでは、急性期早期は所見が目立たないこともありますが、梗塞巣は次第に低吸収域として描出されます。
新しい脳出血ではCTで高吸収域として描出されることが多く、この問題の所見とは合いません。
古い脳梗塞では、慢性変化としてCTで低吸収域を示しますが、DWIで鮮明な高信号を示す急性期所見とは異なります。
選択肢の確認
1.新しい脳出血
誤り。
新鮮な脳出血は、CTで高吸収域として描出されることが多いです。MRI拡散強調画像で鮮明な高信号を示す典型は急性期脳梗塞です。
2.古い脳出血
誤り。
古い脳出血では、血腫吸収後の陳旧性変化やヘモジデリン沈着などが問題になります。設問のDWI高信号とは合いません。
3.新しい脳梗塞
正しい。
急性期脳梗塞では、CTで低吸収域、MRI拡散強調画像で高信号域として描出されます。
4.古い脳梗塞
誤り。
古い脳梗塞ではCTで低吸収域を示すことはありますが、DWIで鮮明な高信号を示す急性期所見は通常目立ちません。
覚えるポイント
- 急性期脳梗塞はMRI拡散強調画像〈DWI〉で高信号。
- 脳梗塞はCTで低吸収域として描出される。
- 新鮮な脳出血はCTで高吸収域が典型。
- 「DWI高信号」は新しい脳梗塞を強く疑う。
- CTだけで急性期脳梗塞がわかりにくいことがある。