33AM36第33回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷肉離れ・アキレス腱

アキレス腱断裂の保存療法時の患者への説明で正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4.足関節の固定肢位は徐々に背屈させていきます。

この問題のポイント

アキレス腱断裂の保存療法では、初期は断裂した腱断端を近づけるため、足関節を底屈位で固定します。

その後、腱の修復に合わせて、足関節の固定肢位を徐々に中間位方向、つまり背屈方向へ戻していきます。

解説

アキレス腱断裂では、下腿三頭筋と踵骨をつなぐアキレス腱が断裂します。

保存療法では、まず足関節を底屈位で固定し、断裂した腱断端を近づけます。

初期から足関節を背屈させると、アキレス腱が伸張され、断端が離開しやすくなるため避けます。

経過とともに腱の修復が進んだら、医師の指示や治療計画に従って、固定肢位を徐々に背屈方向へ調整していきます。最終的には中間位に近づけ、段階的に荷重や運動療法へ移行します。

就寝時に自己判断で固定を外すと、足関節が不用意に背屈され、再断裂や治癒遅延の原因となるため不適切です。

また、固定期間中でも、循環障害や拘縮予防のために足趾の運動は必要に応じて行います。

したがって、正しい説明は足関節の固定肢位は徐々に背屈させていきますです。

選択肢の確認

1.固定期間は約12週です。
誤り。
固定期間は損傷の程度、治療方針、経過により異なります。約12週と一律に説明するのは不適切です。

2.就寝時に固定を外してもかまいません。
誤り。
自己判断で固定を外すと、足関節が背屈されて腱断端が離開する危険があります。就寝時も指示された固定を守る必要があります。

3.固定期間中は足趾を動かさないでください
誤り。
固定中でも、足趾の運動は循環維持や腫脹予防のために重要です。医師や施術者の指示範囲で足趾を動かします。

4.足関節の固定肢位は徐々に背屈させていきます。
正しい。
初期は底屈位で固定し、治癒に合わせて徐々に背屈方向へ戻していきます。

覚えるポイント

  • アキレス腱断裂の初期固定は足関節底屈位
  • 底屈位にすることで腱断端を近づける。
  • 経過に合わせて徐々に背屈方向へ調整する。
  • 固定は自己判断で外さない。
  • 固定中も足趾運動は循環維持・腫脹予防に重要。

関連問題

33AM3533AM37
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)