32PM91|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学脱臼・手指月状骨・手指脱臼
第1中手指節関節の垂直脱臼で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
第1中手指節関節、つまり母指MP関節の脱臼では、整復後の固定肢位が重要です。
垂直脱臼では、整復後にMP関節屈曲位で固定します。
解説
第1中手指節関節は、母指の中手骨と基節骨でつくられる関節です。
垂直脱臼では、基節骨が中手骨に対して異常な位置をとり、関節包や掌側板などの軟部組織が関与します。整復後は再脱臼を防ぎ、損傷した軟部組織を保護する肢位で固定します。
母指MP関節では、屈曲位固定が基本として問われます。
尺側側副靱帯損傷は、スキーヤー母指、ゲームキーパー母指などで重要ですが、第1中手指節関節垂直脱臼の正答としては扱いません。
固定で見るポイント
母指の外傷では、MP関節、IP関節、CM関節を分けて考えます。固定肢位は、損傷部位と再転位方向を意識して選びます。
選択肢の確認
1.IP関節は伸展位になる。
誤り。
第1中手指節関節の垂直脱臼で問われる固定・肢位の中心はMP関節です。IP関節伸展位が正しい特徴としては不適切です。
2.尺側側副靱帯は断裂する。
誤り。
尺側側副靱帯断裂は母指MP関節の外反強制で起こる代表的損傷です。垂直脱臼の正しい説明としては選びません。
3.MP関節屈曲位で固定する。
正しい。
第1中手指節関節の垂直脱臼では、整復後にMP関節を屈曲位で固定します。再脱臼防止と軟部組織保護のために重要です。
4.固定期間は6週とする。
誤り。
固定期間は損傷程度や安定性により判断されますが、この問題では固定期間6週が正答ではありません。固定肢位としてMP関節屈曲位を選びます。
覚えるポイント
- 第1中手指節関節は母指MP関節。
- 垂直脱臼では整復後にMP関節屈曲位で固定する。
- 尺側側副靱帯損傷はスキーヤー母指で重要。
- 母指外傷ではMP関節、IP関節、CM関節を区別する。