34PM89|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学脱臼・手指月状骨・手指脱臼
第1中手指節関節脱臼で誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、第1中手指節関節脱臼、つまり母指MP関節脱臼の特徴が問われています。
「誤っているのはどれか」なので、正答選択肢は記述として誤っているものです。
解説
第1中手指節関節脱臼は、母指が過伸展される外力で発生しやすく、背側脱臼が多いとされます。
母指MP関節はつまみ動作や把持動作に重要で、整復障害を起こすことがあります。特に水平脱臼や複雑な脱臼では、掌側板や種子骨、腱などの介在により徒手整復が困難となり、観血療法が必要になることがあります。
一方、側副靱帯の完全断裂が多いという記述は、第1中手指節関節脱臼の特徴としては適切ではありません。母指MP関節では側副靱帯損傷も重要ですが、この脱臼の代表的説明として「完全断裂が多い」とは扱いません。
ひっかけポイント
母指MP関節では、脱臼と側副靱帯損傷を区別します。尺側側副靱帯損傷はスキーヤー母指として別に重要です。
選択肢の確認
1.背側脱臼が多い。
記述としては正しい。
第1中手指節関節脱臼では、母指過伸展により基節骨が背側へ脱臼することが多いです。
2.水平脱臼は観血療法が必要である。
記述としては正しい。
水平脱臼では掌側板や周囲軟部組織の介在により整復が困難となり、観血療法が必要になることがあります。
3.母指過伸展で受傷する。
記述としては正しい。
母指MP関節脱臼は、母指に過伸展外力が加わることで発生しやすい外傷です。
4.側副靱帯の完全断裂が多い。
正答。記述としては誤り。
第1中手指節関節脱臼の特徴として、側副靱帯の完全断裂が多いとはいえません。側副靱帯損傷は別の病態として重要ですが、この問題では誤った組合せです。
覚えるポイント
- 第1中手指節関節脱臼は背側脱臼が多い。
- 受傷機転は母指過伸展。
- 水平脱臼や整復障害例では観血療法が必要になることがある。
- 側副靱帯損傷、特に尺側側副靱帯損傷はスキーヤー母指として区別する。