32AM24|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷肩腱板・上腕二頭筋長頭腱
肩のインピンジメントの所見でないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
肩のインピンジメントでは、肩峰下で腱板などが挟み込まれて疼痛が出ます。
一方、結節間溝部疼痛は上腕二頭筋長頭腱障害で重要な所見です。
解説
肩のインピンジメントは、肩関節の挙上や外転時に、腱板や肩峰下滑液包などが肩峰下で挟み込まれる状態です。
代表的な所見として、肩峰下の疼痛、運動時痛、雑音、ペインフルアーク、外転保持困難などが挙げられます。
結節間溝は上腕二頭筋長頭腱が通る部位です。そのため、結節間溝部の疼痛は肩のインピンジメントそのものよりも、上腕二頭筋長頭腱炎や長頭腱障害を考える所見です。
ひっかけポイント
肩の痛みでは、腱板、肩峰下滑液包、上腕二頭筋長頭腱を混同しやすいです。肩峰下疼痛はインピンジメント、結節間溝部疼痛は上腕二頭筋長頭腱と結びつけます。
選択肢の確認
1.雑音聴取
該当します。
肩のインピンジメントでは、肩関節運動時に引っかかりや摩擦による雑音を聴取することがあります。インピンジメントの所見として考えられます。
2.肩峰下疼痛出現
該当します。
インピンジメントでは、肩峰下で腱板や滑液包が挟み込まれるため、肩峰下疼痛が出現します。典型的な所見です。
3.外転位保持不能
該当します。
腱板機能が障害されると、肩関節を外転位で保持しにくくなることがあります。インピンジメントや腱板損傷に関連する所見です。
4.結節間溝部疼痛出現
正答。該当しません。
結節間溝部疼痛は、上腕二頭筋長頭腱炎や長頭腱障害で重要な所見です。肩峰下での挟み込みを主体とするインピンジメントの所見としては不適切です。
覚えるポイント
- 肩のインピンジメントは肩峰下での挟み込み。
- 肩峰下疼痛、雑音、ペインフルアーク、外転保持困難が関連する。
- 結節間溝部疼痛は上腕二頭筋長頭腱障害を考える。
- 肩痛では痛む部位と関係する組織をセットで覚える。