119C010第119回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯周病学

薬物と副作用の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

ピリミジン代謝拮抗薬は増殖の速い細胞を障害しやすく、代表的な副作用として口腔粘膜炎を生じます。

解説

フルオロウラシルなどのピリミジン代謝拮抗薬はDNA・RNA合成を阻害します。腫瘍細胞だけでなく、口腔粘膜、消化管粘膜、骨髄など更新の速い正常組織も影響を受けるため、口腔粘膜炎や骨髄抑制が問題になります。

がん薬物療法中は、治療前から口腔衛生状態を整え、粘膜の疼痛、潰瘍、感染、摂食量低下を早期に評価します。

選択肢の確認

a.ビタミンB12 製剤 味覚異常
誤り。
ビタミンB12製剤は欠乏症などに用いられ、味覚異常を起こす代表薬ではありません。

b.抗ヘルペスウイルス薬 顎骨壊死
誤り。
抗ヘルペスウイルス薬の代表的副作用は腎機能障害などであり、顎骨壊死との組合せではありません。

c.ピリミジン代謝拮抗薬 口腔粘膜炎
正しい。
ピリミジン代謝拮抗薬は粘膜上皮の更新を障害し、口腔粘膜炎を生じやすくします。

d.イミダゾール系抗真菌薬 歯の変色
誤り。
イミダゾール系抗真菌薬では相互作用や肝機能障害などに注意しますが、歯の変色が代表的副作用ではありません。

e.ニューキノロン系抗菌薬 歯肉肥大
誤り。
ニューキノロン系抗菌薬では腱障害や中枢神経症状などに注意します。歯肉肥大は一部のCa拮抗薬、抗てんかん薬、免疫抑制薬などでみられます。

覚えるポイント

  • 代謝拮抗薬では口腔粘膜炎と骨髄抑制に注意します。
  • 歯肉肥大を起こす薬物群を別に整理します。
  • がん治療前からの口腔管理が重症化予防に重要です。

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