118D031|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
13 歳の女子の口腔内写真(別冊No. 8A)とエックス線画像(別冊No. 8B)を別に 示す。 認められるのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
口腔内写真とエックス線画像を組み合わせ、萌出していない歯の存在と歯冠形態を確認します。正答は埋伏歯と矮小歯です。
解説
埋伏歯は、萌出時期を過ぎても顎骨内または粘膜下にとどまる歯です。矮小歯は歯冠が正常より小さく、上顎側切歯などでみられます。
画像の確認
実画像Aでは上顎前歯部に萌出歯の欠如と歯冠の小さい円錐状歯がみられる。Bのパノラマ像では上顎前歯部に未萌出の歯が骨内に残っており、口腔内の円錐状歯と合わせて埋伏歯と矮小歯を確認できる。
選択肢の確認
a.歯内歯
誤り。
歯内歯は歯冠表面の陥入が歯内部へ入り込む形態異常で、エックス線では歯の中に歯があるような像を示します。設問の正答所見ではありません。
b.埋伏歯
正しい。
埋伏歯は顎骨内または粘膜下にとどまり萌出していない歯で、画像所見に該当します。
c.癒合歯
誤り。
癒合歯は2個の歯胚が結合して1つの大きな歯冠を形成する異常です。矮小歯とは逆に歯冠幅が大きくなりやすいです。
d.癒着歯
誤り。
癒着歯は形成後の歯根部でセメント質が結合した状態で、外観だけでは判定しにくく、設問の所見ではありません。
e.矮小歯
正しい。
矮小歯は歯冠が正常より小さい形態異常で、画像・口腔内所見に該当します。
覚えるポイント
- 埋伏歯は萌出時期、位置、歯根形成を画像で確認します。
- 矮小歯は歯冠の大きさと形態で判断します。
- 癒合歯は一般に歯冠幅が大きくなります。