118D029|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
術前の小児に感染性心内膜炎予防のためアモキシシリン水和物を単回経口投与す ることとした。 体重1 kg あたりの投与量(上限2 g)と投与時期の組合せで正しいのはどれか。 1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
感染性心内膜炎の予防投与では、対象患者と対象処置を確認したうえで、アモキシシリンを処置前に単回投与します。小児では50 mg/kg、処置1時間前が基本です。
解説
菌血症を起こし得る侵襲的歯科処置を高リスク患者に行う場合、出題時点の考え方ではアモキシシリン水和物を体重1 kg当たり50 mg、上限2 gとして処置前に単回経口投与します。血中濃度が処置時に十分となるよう、処置約1時間前に投与します。
全身管理上の注意点
予防投与はすべての心疾患患者に一律に行うものではありません。心疾患の種類、処置の侵襲性、薬剤アレルギーを確認します。
選択肢の確認
a.30 mg/kg 処置1 時間前
誤り。
30 mg/kgは設問で求める小児の標準投与量より少なく、適切な組合せではありません。
b.30 mg/kg 処置3 時間前
誤り。
30 mg/kgに加え処置3時間前では、処置時の有効濃度を狙う投与時期として不適切です。
c.50 mg/kg 処置30 分前
誤り。
50 mg/kgは適切ですが、設問で示される標準的な投与時期は処置1時間前です。
d.50 mg/kg 処置1 時間前
正しい。
50 mg/kgを上限2 gとして処置1時間前に単回経口投与する組合せが適切です。
e.50 mg/kg 処置3 時間前
誤り。
50 mg/kgは適切ですが、処置3時間前は早すぎます。
覚えるポイント
- 小児のアモキシシリン予防投与は50 mg/kg、上限2 gです。
- 処置約1時間前に単回投与します。
- 対象患者・対象処置・薬剤アレルギーを確認します。