118B079|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
身元確認のデンタルチャートに記載するのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
身元確認のデンタルチャートには、死後も確認しやすく個人識別性の高い歯・修復・根管治療の所見を記録します。
解説
法歯学では、生前記録と死後所見を照合します。歯の有無、歯冠・歯根形態、修復物の種類・部位・色調、補綴装置、根管充塡、インプラント、エックス線画像上の特徴などが重要です。
歯の動揺度や歯周ポケット深さは測定条件や死後変化の影響を受け、長期に安定した識別情報としては劣ります。
医療安全上のポイント
日常診療でも歯式、修復材料、部位、根管治療、画像を正確に記録することが、将来の身元確認にも役立ちます。
選択肢の確認
a.咬合高径
誤り。
咬合高径は義歯製作などで評価しますが、個々の歯の識別情報としてデンタルチャートへ記載する代表項目ではありません。
b.歯の動揺度
誤り。
歯の動揺度は歯周状態や測定条件で変化しやすく、死後の安定した照合所見としては適しません。
c.インレーの色
正しい。
インレーの色は金属色、歯冠色など修復材料の識別に役立ち、部位とともに記録します。
d.根管充塡の有無
正しい。
根管充塡の有無や形態はエックス線画像で確認でき、個人識別性の高い所見です。
e.歯周ポケット深さ
誤り。
歯周ポケット深さは炎症、測定圧、死後変化などで変化し、身元確認の主要な固定所見ではありません。
覚えるポイント
- 身元確認では修復物と根管治療所見が重要です。
- 歯科エックス線画像は生前・死後照合に有用です。
- 変化しやすい動揺度やポケット深さは主要識別項目ではありません。