118B001|第118回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
一次救命処置〈BLS〉はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a
正答
a
この問題のポイント
一次救命処置〈BLS〉と二次救命処置〈ALS〉を区別します。BLSの中心は、心停止を認識して直ちに行う胸骨圧迫、人工呼吸、AEDです。
解説
傷病者の反応と正常な呼吸の有無を確認し、応援とAEDを要請したうえで胸骨圧迫を開始します。胸骨圧迫は、医療器材や薬剤がそろう前から実施でき、脳と心臓への血流を保つために最も重要です。
静脈路確保、侵襲的気道確保、薬剤投与などは、医療従事者が行う二次救命処置に位置付けられます。
全身管理上の注意点
救急時は原因診断に時間をかけず、反応、気道、呼吸、循環を確認し、心停止なら胸骨圧迫とAEDを優先します。
選択肢の確認
a.胸骨圧迫
正しい。
胸骨圧迫はBLSの中核です。心停止が疑われたら、速やかに開始して冠血流と脳血流を維持します。
b.静脈路の確保
誤り。
静脈路の確保は薬剤投与などに必要ですが、一般に二次救命処置で行います。BLSの必須手技ではありません。
c.人工呼吸器の使用
誤り。
BLSで必要に応じて人工呼吸を行いますが、人工呼吸器の使用は高度な機器を用いる処置であり、BLSそのものではありません。
d.輪状甲状靱帯切開
誤り。
輪状甲状靱帯切開は、通常の方法で気道確保できない場合に検討する侵襲的な緊急気道確保法です。BLSには含まれません。
e.生体情報モニタ装着
誤り。
生体情報モニタは全身状態の評価に有用ですが、装着を待って胸骨圧迫を遅らせてはいけません。BLSの中心手技ではありません。
覚えるポイント
- BLSの中心は胸骨圧迫、人工呼吸、AEDです。
- 静脈路確保や侵襲的気道確保は二次救命処置です。
- 心停止を疑ったら、モニタ装着より胸骨圧迫を優先します。