119A062|第119回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
肺炎を繰り返す介護療養型医療施設入所高齢者に対する口腔衛生管理の依頼を受 けた。喀痰からPorphyromonas gingivalis が検出されたという。 肺炎の分類の組合せとして考えられるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
介護療養型医療施設の入所者に生じる肺炎は医療・介護関連肺炎に分類され、口腔細菌の検出から誤嚥性肺炎が考えられます。
解説
高齢者施設入所者は、嚥下機能低下、口腔衛生不良、基礎疾患、医療・介護への継続的曝露を背景に肺炎を起こしやすく、医療・介護関連肺炎の枠組みで考えます。
Porphyromonas gingivalisは歯周病関連の嫌気性菌です。喀痰から口腔由来細菌が検出され、肺炎を反復していることから、口腔内容物の微量誤嚥が発症に関与する誤嚥性肺炎が疑われます。
選択肢の確認
a.院内肺炎 誤嚥性肺炎
誤り。
施設入所者の肺炎は、単純な院内肺炎ではなく医療・介護関連肺炎として分類するのが適切です。
b.市中肺炎 誤嚥性肺炎
誤り。
介護療養型医療施設の入所者は医療・介護との関連が強く、市中肺炎には分類しません。
c.市中肺炎 非定型肺炎
誤り。
市中肺炎という分類が合わず、口腔細菌の検出は非定型肺炎より誤嚥性肺炎を示唆します。
d.医療・介護関連肺炎 誤嚥性肺炎
正しい。
施設入所という背景から医療・介護関連肺炎であり、口腔細菌の誤嚥が関与する誤嚥性肺炎と考えられます。
e.医療・介護関連肺炎 非定型肺炎
誤り。
非定型肺炎はマイコプラズマなどを想定する分類で、口腔嫌気性菌が関与する反復性肺炎とは合いません。
覚えるポイント
- 施設入所高齢者の肺炎は医療・介護関連肺炎を考えます。
- 口腔細菌の検出は誤嚥性肺炎を示唆します。
- 口腔衛生管理は誤嚥性肺炎予防の一要素です。