117B084|第117回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
認知症の周辺症状はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: b・c
正答
b、c
この問題のポイント
認知症症状は、認知機能そのものが低下する中核症状と、心理・行動面に現れる**行動・心理症状〈BPSD〉**に分けます。
解説
記憶障害、見当識障害、失語、失行、失認、実行機能障害は中核症状です。一方、徘徊、抑うつ、不安、妄想、幻覚、興奮、介護拒否、睡眠障害などは周辺症状、すなわちBPSDに含まれます。
BPSDは環境、身体的不調、薬剤、コミュニケーションの影響を受けるため、ただちに鎮静薬を使用するのではなく原因を評価します。
選択肢の確認
a.失 語
誤り。
失語は言語機能の障害で、認知症の中核症状に含まれます。
b.徘 徊
正しい。
徘徊は認知症の行動・心理症状〈BPSD〉です。
c.抑うつ
正しい。
抑うつは認知症でみられる心理症状の一つです。
d.記憶障害
誤り。
記憶障害は認知症の代表的な中核症状です。
e.見当識障害
誤り。
見当識障害は時間、場所、人の認識が低下する中核症状です。
覚えるポイント
- 記憶障害・見当識障害・失語は中核症状である。
- 徘徊・抑うつはBPSDである。
- BPSDでは環境や身体的不調など誘因を評価する。