116A083|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯周病学
歯周形成手術前後の口腔内写真(別冊No. 33)を別に示す。 矢印部に行った手術に使用したのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: a・b
正答
a、b
この問題のポイント
歯周形成手術で軟組織を切開・移動・固定する場合に必要な基本器具を選びます。
解説
歯周形成手術では、歯肉弁や移植片を採取・形成するためにメスを用い、移動した組織や移植片を受容床へ安定させるために縫合糸を用います。
矢印部には切開と縫合を伴う軟組織形成手術が行われています。骨ヤスリやスケーラーは骨・歯根面の処置、ポケットマーカーは歯肉切除術の切開線標示に用いる器具です。
画像の確認
実画像では、術前の小臼歯頰側に浅い前庭と狭い角化歯肉があり、術後には歯肉幅が増して根面周囲が厚い組織で被覆されている。この移植・歯肉弁操作には軟組織を切開するメスと組織を固定する縫合糸が必要であり、正答a、bを支える。
選択肢の確認
a.メ ス
正しい。
軟組織の切開、歯肉弁形成、移植片採取にはメスを使用します。
b.縫合糸
正しい。
移動した歯肉弁や移植片を安定させ、創傷治癒を促すため縫合糸を使用します。
c.骨ヤスリ
誤り。
骨ヤスリは骨辺縁を平滑化する器具で、軟組織形成手術の中心器具ではありません。
d.シックル型スケーラー
誤り。
シックル型スケーラーは主に歯肉縁上歯石除去に用い、軟組織切開や固定には用いません。
e.クレーンカプランポケットマーカー
誤り。
クレーンカプランポケットマーカーは歯周ポケット底を歯肉表面へ印記し、歯肉切除術で切開線の参考に用います。本問の矢印部の手術では選びません。
覚えるポイント
- 軟組織形成手術ではメスと縫合糸を用います。
- ポケットマーカーは歯肉切除術で用います。
- 画像では移植片と縫合の有無を確認します。