116A010第116回 歯科医師国家試験 過去問

社会歯科法規・医療制度

医師の職業倫理を示したのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る

正解: c・e

正答

c、e

この問題のポイント

医師の職業倫理そのものを示す宣言・誓いと、公衆衛生、研究倫理、死の判定に関する宣言を区別します。

解説

ヒポクラテスの誓いは、患者利益、守秘、医師としての節度など、医療者の職業倫理を示す歴史的な誓いです。ジュネーブ宣言は世界医師会が現代的な医師の誓いとして採択したもので、患者の健康と尊厳、人権、差別の禁止などを掲げます。

一方、ヘルシンキ宣言は人を対象とする医学研究の倫理原則、オタワ憲章はヘルスプロモーション、シドニー宣言は死の判定に関するものです。

医療倫理上のポイント
宣言名は「誰の、どの場面の倫理か」を結び付けて覚えます。

選択肢の確認

a.オタワ憲章
誤り。
オタワ憲章はヘルスプロモーションの基本理念と活動領域を示したもので、医師個人の職業倫理を示す文書ではありません。

b.シドニー宣言
誤り。
シドニー宣言は死、特に脳死を含む死の判定に関する考え方を示したもので、医師の職業倫理全般を示すものではありません。

c.ジュネーブ宣言
正しい。
ジュネーブ宣言は世界医師会による現代版の医師の誓いであり、医師の職業倫理を示します。

d.ヘルシンキ宣言
誤り。
ヘルシンキ宣言は人を対象とする医学研究の倫理原則を示します。診療を含む医師の職業倫理全般を表す誓いとは区別します。

e.ヒポクラテスの誓い
正しい。
ヒポクラテスの誓いは患者利益、守秘などを含む医師の職業倫理を示す代表的な誓いです。

覚えるポイント

  • ヒポクラテスの誓いとジュネーブ宣言は医師の職業倫理です。
  • ヘルシンキ宣言は医学研究倫理です。
  • オタワ憲章はヘルスプロモーションです。

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